遠丸立もまた夢をみる : 失われた文芸評論のために

書誌事項

遠丸立もまた夢をみる : 失われた文芸評論のために

愛敬浩一著

(詩人の遠征, 12)

洪水企画, 2022.2

タイトル読み

トオマル タツ モ マタ ユメ オ ミル : ウシナワレタ ブンゲイ ヒョウロン ノ タメニ

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注記

年譜: p197-201

内容説明・目次

内容説明

遠丸立は一九二六年生まれの文芸評論家。『吉本隆明論』を最初期に刊行した一人で、詩も書く。“詩人としての林芙美子”の評価にも意欲的であった。同人誌『方向感覚』を主宰し、一般的な作家論や書評などとは一線を画す、自らのこだわりに従った批評活動を続け、二〇〇九年に没した。代表作に、『恐怖考』『無知とドストエフスキー』『永遠と不老不死』等々。本書は、遠丸立の批評を導きの糸として、文芸評論の可能性を探究する試みである。

目次

  • 1 なぜ“吉本隆明論”か?
  • 2 “ドストエフスキー論”へ
  • 3 『恐怖考』を読む
  • 4 『死の文化史』を読む
  • 5 『記憶の空間』を読む
  • 6 その“詩と批評”とは?
  • 7 埴谷雄高か、深沢七郎か—エピローグに代えて
  • (付) 見える恐怖と、見えない恐怖—遠丸立『恐怖考』を振り返る
  • 遠丸立についての簡単な年譜

「BOOKデータベース」 より

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