「線」で読むディケンズ : 速記術と想像力 : Charles John Huffam Dickens

書誌事項

「線」で読むディケンズ : 速記術と想像力 : Charles John Huffam Dickens

松本靖彦著

春風社, 2022.4

タイトル別名

線で読むディケンズ : 速記術と想像力

タイトル読み

「セン」デ ヨム ディケンズ : ソッキジュツ ト ソウゾウリョク : Charles John Huffam Dickens

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注記

博士論文 (名古屋大学提出) に修正、加筆を加えたもの

参考文献: p271-284

内容説明・目次

内容説明

賑やかな作品世界を生み出したディケンズ。その人物造形の秘密は、若き日に身につけた速記術にあった!?『骨董屋』『クリスマス・キャロル』『大いなる遺産』などの作品を、“線”にまつわる問題に着目して読み直し、「自己と他者」「生と死」「子どもと大人」などの境界線をめぐる想像力の働きを明らかにする。

目次

  • “線”で読むディケンズの世界
  • 第1部 ディケンズの速記と想像力(ディケンズの速記と人物造形;ディケンズとホガースの速記術)
  • 第2部 境界線をめぐるドラマ(大人と子どもの境界線—大人の中に子どもはいるのか;自他を隔てる境界線(1)『大いなる遺産』—ピップは自分の人生の主人公になれるのか;自他を隔てる境界線(2)『ドンビー父子』—フローレンス・ドンビーは父親の宝となれるのか)
  • 第3部 境目の想像力(生きているのか死んでいるのか—見世物小屋としての『骨董屋』と人形の死に様;いずれは死なねばならぬから—ディケンズの『骨董屋』『互いの友』とフロイトの『快原理の彼岸』)
  • 越境するディケンズ(の想像力)

「BOOKデータベース」 より

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