カタコトのうわごと
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カタコトのうわごと
青土社, 2022.5
新版
- タイトル読み
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カタコト ノ ウワゴト
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内容説明・目次
内容説明
言葉は穴だらけだ。日本語でも他の言葉でも、外から眺めてみると、欠けている単語がたくさんあって、どうして、こんな穴あきチーズを使ってものを書くことができるのだろうと不思議になる。
目次
- 1 遊園地は嘘つきの天国(すべって、ころんで、かかとがとれた;病院という異国への旅;「犬婿入り」について;翻訳という熱帯旅行;失われた原稿;〈生い立ち〉という虚構;ドイツで書く嬉しさ;シャミッソー賞を受賞してみて;吹き寄せられたページたち;樹木・電流・プラスチック;「ふと」と「思わず」;ゆずる物腰ものほしげ;懐かしいかもしれない;アメリカの印象;通信手段;遊園地は嘘つきの天国)
- 2 衣服としての日本語(記憶の中の本;刻み込まれていく文章;言葉のたけくらべ;舞台のある小説;人形の死体/身体/神道;罫線という私;衣服としての日本語;異界の目)
- 3 線は具象 具象は線(「外国語文学」の時代;ジークリット・ヴァイゲルの「性の地形学」について;翻訳者の門—ツェランが日本語を読む時;ラビと二十七個の点;ハムレットマシーンからハムレットへ;身体・声・仮面—ハイナー・ミュラーの演劇と能の間の呼応;迷いの踊り—ノイマイヤーの「ハムレット」;聴覚と視覚の間の溝を覗く—朗読とダンスの共演「風の中の卵のように」;「新ドイツ零年」と引用の切り口;筆の跡;線は具象 具象は線;花言葉;二〇四五年)
「BOOKデータベース」 より