疫神記
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書誌事項
疫神記
(竹書房文庫, う4-2)
竹書房, 2022.6
- 下
- タイトル別名
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Wanderers
- タイトル読み
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エキジンキ
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内容説明・目次
内容説明
奇妙な行進がはじまってから二週間、「夢遊者」と呼ばれるようになったネッシーたちの一団は二百人を超えていた。嵐の夜、その姿を追うテレビカメラの前で悲劇が起こる。引き留める妻を巻きこみ、夢遊者のひとりが爆発したのだ。その光景が多くの人々に恐怖心を植え付けた。そして、とある神父がネッシーたちを“悪魔の巡礼”と称したことが端緒となり、夢遊者を排除する動きが全米に拡大していく。だが、人々は知らなかった。夢遊者が出現する六か月前、きわめて危険な病菌が解き放たれていたことを—。実業家のガーリンは新事業発表の鍬入れの儀で洞窟を破壊。飛び出した無数のコウモリに噛まれ、謎の疫病に感染する。その後、狂気に囚われて姿を消した彼は、白い菌糸に包まれた変死体で発見された。ベンジーは菌糸が驚異的な感染力と致死性を有する病菌だと特定するが、すでにパンデミックは地球規模に拡大しつつあった。世界が崩れゆくなか、夢遊者たちだけは何事もなく歩き続ける。
「BOOKデータベース」 より