ベルクソン反時代的哲学
著者
書誌事項
ベルクソン反時代的哲学
勁草書房, 2022.5
- タイトル別名
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La logique mineure dans l'œuvre de Bergson. Pour un vitalisme (non)-organique
ベルクソン : 反時代的哲学
- タイトル読み
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ベルクソン ハンジダイテキ テツガク
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注記
文献表: 巻末pix-xxix
博士論文「La logique mineure dans l'œuvre de Bergson. Pour un vitalisme (non)-organique」 (リール第三大学, 2007年提出) を元にしたもの
内容説明・目次
内容説明
立ち止まっている人にだけ見える景色がある。概念とイメージの緊張関係を精緻に読み解き、ベルクソンを反時代的哲学として読み返す。概念の解像度を上げるだけが哲学の仕事ではない。ベルクソンは、イメージとの往還と緊張関係を強調してやまない。本書は最新の研究成果を踏まえつつ、『試論』や『物質と記憶』など主要著作の鍵概念である「持続」や「純粋記憶」を深く理解するには、「リズム」や「場所」のイメージの精確な把握が欠かせないと説く。
目次
- 序論 言葉の暴力
- 第1部 測りえぬものを測る—『意識に直接与えられたものについての試論』における持続のリズム計測(rythmesure)(計測のリズムを刻む—『試論』第一章の読解;リズム数論(arythmologie)—『試論』第二章の読解 ほか)
- 第2部 場所なきものに場所を与える—『物質と記憶』における記憶の場所学(khorologie)(『アリストテレスの場所論』に場所を与える;知覚の位置—『物質と記憶』第一章・第四章の読解 ほか)
- 第3部 方向づけえぬものを方向づける—『創造的進化』における生の弾みの諸方向=器官学(organologie)(ベルクソンと目的論の問題—『創造的進化』第一章の読解;「生物の丹精=産業(industrie)」について、あるいはベルクソン的器官学—『創造的進化』第二章の読解 ほか)
- 第4部 呼びかけえぬものに呼びかける—『道徳と宗教の二源泉』における響存(´echo‐sistence)(声の射程—呼びかけと人格性;火の領分—情動と共同体 ほか)
- 結論 明日の前に
「BOOKデータベース」 より