生き物が老いるということ : 死と長寿の進化論

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生き物が老いるということ : 死と長寿の進化論

稲垣栄洋著

(中公新書ラクレ, 765)

中央公論新社, 2022.6

Title Transcription

イキモノ ガ オイル トイウ コト : シ ト チョウジュ ノ シンカロン

Note

参考文献: p213

Description and Table of Contents

Description

イネにとって老いはまさに米を実らせる、もっとも輝きを放つステージである。人間はどうして実りに目をむけず、いつまでも青々としていようとするのか。実は老いは生物が進化の歴史の中で磨いてきた戦略なのだ。次世代へと命をつなぎながら、私たちの体は老いていくのである。人類はけっして強い生物ではないが、助け合い、そして年寄りの知恵を活かすことによって「長生き」を手に入れたのだ。老化という最強戦略の秘密に迫る。

Table of Contents

  • 第1章 「老い」は「実り」である
  • 第2章 「老い」が人類を発展させた
  • 第3章 ジャガイモは死なない—死を獲得した生命
  • 第4章 そして男と女が生まれた
  • 第5章 限りある命に進化する
  • 第6章 老木は老木ではない
  • 第7章 「若さ」とは幻である
  • 第8章 植物はアンチエイジングしない
  • 第9章 宇宙でたった一つのもの

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