北条時政 : 頼朝の妻の父、近日の珍物か
著者
書誌事項
北条時政 : 頼朝の妻の父、近日の珍物か
(ミネルヴァ日本評伝選)
ミネルヴァ書房, 2022.6
- タイトル別名
-
北条時政 : 頼朝の妻の父近日の珍物か
- タイトル読み
-
ホウジョウ トキマサ : ヨリトモ ノ ツマ ノ チチ、キンジツ ノ チンブツ カ
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注記
参考文献: p177-190
北条時政略年譜: p197-212
内容説明・目次
内容説明
北条時政(一一三八〜一二一五)鎌倉幕府初代執権。源頼朝の死後、二代将軍・頼家を廃し、実朝を擁立し実権を握る。さらに娘婿・平賀朝雅を将軍にしようとするも失敗、子の政子と義時に逐われ伊豆に隠棲したとされる。緻密な史料批判による実証作業を踏まえ、最新の「武士論」研究の成果に基づいて、時政の実像を捉え直す。
目次
- 序章 「北条時政」のイメージ(「小土豪から陰険な権力者へ」という俗説;先学の評価)
- 第1章 伊豆北条氏の成立(北条氏の出自;伊豆北条の空間;北条氏の系図を読む)
- 第2章 流人頼朝を囲繞した人たち(伊豆に流された頼朝;流人頼朝を支えた乳母とその関係者;流人と浪人;頼朝の挙兵)
- 第3章 時政の周辺(在京活動を担った時定;妻の家 牧(大岡)氏)
- 第4章 時政と京都権門(吉田経房と時政;平頼盛と時政;一条能保と時政;時政の武力;公家政権から見た時政)
- 第5章 内乱期・頼朝政権下の時政(伊豆から鎌倉、そして京へ;政権掌握への布石;建久四年曾我事件と時政)
- 第6章 頼朝死後の時政(梶原景時の排斥;比企能員の謀殺;鎌倉幕府初代の「執権」)
- 第7章 時政・牧の方の失脚(「継母の党」の時政;畠山重忠の討滅;政子・牧の方の役割;伊豆の時政)
- 終章 時政の遺したもの(時政の子どもたち;棺を蓋いて—穏やかな晩年)
「BOOKデータベース」 より