根津権現前より : 藤澤清造随筆集
著者
書誌事項
根津権現前より : 藤澤清造随筆集
(講談社文芸文庫, [ふN2])
講談社, 2022.6
- タイトル読み
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ネズ ゴンゲンマエ ヨリ : フジサワ セイゾウ ズイヒツシュウ
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注記
西村賢太氏による選択・配列により藤澤清造の随筆を初出雑誌記事を底本として編集したもの
シリーズ番号はブックジャケットによる
年譜 (西村賢太編): p457-466
著書目録 (西村賢太作成): p467-469
内容説明・目次
内容説明
昭和七年一月、芝公園内で窮死した私小説作家・藤澤清造。その三十五年後に生まれ、「歿後弟子」を自称した西村賢太は、その作品の文学的価値を説き、顕彰に努めた。師の人生をなぞるかのごとき急逝の直前まで、西村はなめるように諸雑誌を収集し、劇評家でもあった藤澤の随筆を拾い出しては、編集・配列に意を用いつづけた。そうして生まれた本書こそ、まさに時空を超えた「魂の感応」の産物である。
目次
- 1(莫迦の世迷い言)
- 2(根津権現前より;城山のほとり;大待宵草の花;貧故の寃罪;頭の中の時計;感想断片;重忠役者と岩永役者;俳優種々相;動物影絵;不愉快な思いで—松竹キネマにいた時のこと;ぐうたら漫談—「根津権現裏」時代;自分自身に与うる詞;平賀元義を憶う;錦絵物語;病院から帰って;わが家の富士;法界坊礼讃;気に入らない;雪へする落書;謎のおんな;「玉の井」と「亀戸」;啜泣く風景;「金」と「恋」と;無産者の結婚の悲哀;新婚か悔恨か;塩の正月;独身者は寂し)
- 3(演劇無駄談義;歌舞伎劇保存に就いて—三宅周太郎君へ;火と風とに捧ぐ;築地小劇場のこと;猿之助を憫れむ;画龍点睛を欠く;是何んの故ぞ;近代劇と金;犬の遠吠え;文明的復讐;喧嘩の前触;外は是〓の声)
- 4(斎藤緑雨の一面;雑記帳抜萃;渠に云いたいこと;苦吟力行の人;いまの創作家のこと;神経質過ぎる者は誰ぞや;小蟹の愚痴;「元日や」の原句—芥川龍之介の三周忌に;フロックコートと龍之介;昼寝から覚めて;作家の態度;友に贈る;冷笑の前へ;「一夜」について;「恥」と「〓」;〓のつきッぱなし)
- 5(屠蘇危言)
「BOOKデータベース」 より