朝鮮前期の国家と仏教 : 僧尼管理の変遷を中心に
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朝鮮前期の国家と仏教 : 僧尼管理の変遷を中心に
九州大学出版会, 2022.6
- タイトル別名
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朝鮮前期の国家と僧尼 : 度牒の発給を中心として
国家と仏教 : 朝鮮前期の
- タイトル読み
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チョウセン ゼンキ ノ コッカ ト ブッキョウ : ソウニ カンリ ノ ヘンセン オ チュウシン ニ
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注記
九州大学大学院人文科学府に提出し、2009年2月に博士(文学)の学位を授与された論文および学位取得後に公表した論文に加筆・修正を施し、再構成したもの
年表: p285-287
参考文献: p291-305
初出一覧: p307-308
索引: 巻末
内容説明・目次
内容説明
従来の研究では、朝鮮王朝政府は建国以来、朱子学を国家の根本思想とする崇儒政策を実施する一方、高麗時代に隆盛した護国仏教の排斥・抑圧政策を推進したとされてきた。しかし、新国家の形成理念である朱子学と個人の信仰である仏教が社会で共存していた状況を考慮せず、崇儒と斥仏・抑仏を安易に結びつけていた。本書では、15〜16世紀の仏教政策を検証することで、王朝政府は斥仏・抑仏を目的としたのではなく、僧尼を国家体制内に収め、土木事業の遂行や王室主催の仏事運営に活用しようとしていたことを明らかにする。
目次
- 第1章 朝鮮王朝建国当初における僧徒の動員と管理
- 第2章 『経国大典』度牒発給規定成立の経緯とその意義—世宗代〜成宗代における僧徒政策の推移
- 第3章 成宗代における度僧法存廃論議の展開
- 第4章 『経国大典』度僧条削除の経緯—燕山君代・中宗代における僧徒政策の推移
- 第5章 『経国大典』度僧条削除後における僧徒の行状をめぐる論議
- 第6章 中宗代後半における僧徒への号牌の発給
- 第7章 明宗代における僧徒政策の再開と廃止
- 第8章 明宗代における地方寺院の組織運営—安峯寺の事例を中心に
- 第9章 一五世紀・一六世紀初頭の朝鮮における尼僧管理の推移
「BOOKデータベース」 より