メンタルクリニックの社会学 : 雑居する精神医療とこころを診てもらう人々

書誌事項

メンタルクリニックの社会学 : 雑居する精神医療とこころを診てもらう人々

櫛原克哉著

青土社, 2022.6

タイトル読み

メンタル クリニック ノ シャカイガク : ザッキョ スル セイシン イリョウ ト ココロ オ ミテ モラウ ヒトビト

注記

博士論文「外来精神医療の治療空間の編成と患者の自己観に関する社会学的考察 : 自己をめぐるディスコース分析」(東京大学, 2019年提出) をもとにしたもの

参考文献: pv-xix

内容説明・目次

内容説明

1990年代以降、都市部を中心に雨後の筍のごとく急増したメンタルクリニック。心身の不調から日常的な悩みまで「メンタル」をめぐるさまざまな問題が持ち込まれ、必要に応じて診断や治療がなされる。メンタルクリニックへの接近と離反を繰り返す患者、そしてそれに寄り添うスタッフへのインタビューを主軸に、現代の自己変容のかたちを紐解く。生きづらさをかかえる人びとに寄り添う社会学。

目次

  • 序章 メンタルクリニックの社会学
  • 第1章 メンタルクリニックの誕生
  • 第2章 不安定な医療化—何を医療とみなすのか
  • 第3章 トラブルの「実在」をめぐる問い
  • 第4章 治療する自己—薬・脳・こころをめぐる語り
  • 第5章 「治る」と「治らない」のはざま
  • 終章 メンタルクリニックの「出口」

「BOOKデータベース」 より

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