天皇学入門 : われわれ日本人は、天皇をどう捉えてきたのか

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天皇学入門 : われわれ日本人は、天皇をどう捉えてきたのか

安達史人著

批評社, 2022.6

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天皇学入門 : われわれ日本人は天皇をどう捉えてきたのか

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テンノウガク ニュウモン : ワレワレ ニホンジン ワ、テンノウ オ ドウ トラエテ キタ ノカ

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著者の、日本の「天皇」及び「天皇制」への関心は、ひたすら、歴史的に、天皇と民衆は無縁であったのではないか、ということで、本書を書くことはその確認作業であった。明治以降に天皇は国家によって、日本国民衆のトップに位置し、民衆から崇敬される存在になったが、それ以前はどうだったのか?さまざまなテクストが、天皇の存在のありようを提示している。今後、天皇制はどうなるのか。それは日本国民の「意志」に関わるに違いない。

Table of Contents

  • 古代篇(「続日本紀」時代における天皇像を再読すると…—「続日本紀」;天皇と藤原氏が繰り広げる、華やかで、艶なる光景—「大鏡」+「今鏡」 ほか)
  • 中世篇(平安末期から鎌倉時代初期の天皇たちの生と性—源顕兼編「古事談」+「続古事談」;北畠親房が言ったように、日本国は果たして「神国」だったのだろうか—北畠親房「神皇正統記」 ほか)
  • 近世篇(戦国時代の覇者織田信長と、天皇の地平—太田牛一「信長公記」+小瀬甫庵「信長記」;天下人となった豊臣秀吉は、天皇とどう関わったのか?—小瀬甫庵「太閤記」 ほか)
  • 近・現代篇(天は人の上に人を造らず、といった近代初期の思想家が天皇は“天”である、と考えたのだろうか—福沢諭吉「帝室論」+「尊王論」;第二次世界大戦の敗戦!この日、天皇はどのような発言をしたか—第二次世界大戦の敗戦を国民に告知する「詔書」(「官報」号外、昭和二十年八月十五日) ほか)
  • あとがきにかえて—「天皇学入門」のためのスケッチ

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