日本近代文学の潜流

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日本近代文学の潜流

大和田茂著

論創社, 2022.6

タイトル読み

ニホン キンダイ ブンガク ノ センリュウ

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収録内容

  • 『吾輩は猫である』とタカジアスターゼ
  • 近代温泉医療の夢と挫折
  • 鷗外「大塩平八郎」の読み方
  • コロナ禍で、感染症と文学を考える
  • 多分大杉栄氏の論文が悪るかつたのだらう
  • 『大杉栄全集』書簡篇余滴
  • スメルジャコフの憤怒
  • 関東大震災と文学
  • 円本文学全集と自筆「小伝」
  • 調べた小説の先駆
  • 中央線沿線のプロレタリア文学者たち
  • 平林初之輔「五十年後の文学」の驚き
  • 細田源吉のこと
  • 〈シンガポール陥落〉寸前の華僑たち
  • 田宮虎彦と宮地嘉六
  • 有吉佐和子『恍惚の人』再認識
  • 「知の街」神保町への愛着
  • かなしい水の物語
  • 一九一〇年代の一元論
  • 日本の文学者はロシア革命にいかに反応したのか
  • 文学から、そして文学へ
  • 一九二〇年前後の社会文学に見る大逆事件の底流
  • プロレタリア文学の出発点をめぐって
  • 宮地嘉六
  • 「体験派」の労働文学
  • 新井紀一における民衆と文学
  • 〈棄教〉の文学
  • プロレタリア文学作家への道
  • 小田切秀雄の中の宮沢賢治
  • 唐沢隆三と中西伊之助
  • 追悼 唐沢隆三氏
  • 慈父のような存在
  • 高橋書店・高橋理氏を悼む
  • 折々の思い出
  • プロレタリア文学研究の導き手として
  • やはり師であった
  • 野口存彌さんとのおつきあい
  • 超人・浦西和彦

内容説明・目次

内容説明

近代文学史の間隙を照射する論考・エッセイ集!1910〜20年代の労働文学、民衆文学、プロレタリア文学を研究対象としてきた著者が、文学史の表層から隠れた深層を抉り出す!

目次

  • 1 近代文学の諸断面(『吾輩は猫である』とタカジアスターゼ;近代温泉医療の夢と挫折—ベルツ・田山花袋の伊香保体験をめぐって;〓外「大塩平八郎」の読み方—野口存彌「森〓外『大塩平八郎』を読む」にふれて ほか)
  • 2 社会と文学をめぐって(一九一〇年代の一元論—大杉栄と平沢計七における「政治と文学」;日本の文学者はロシア革命にいかに反応したのか—片上伸を中心に;文学から、そして文学へ—堺利彦と一九一〇年代労働文学 ほか)
  • 3 人と人と(唐沢隆三と中西伊之助—一枚の色紙から;追悼 唐沢隆三氏—個人誌『柳』八六三号でついに終刊;慈父のような存在—北川太一氏を語る ほか)

「BOOKデータベース」 より

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