書誌事項

石川啄木

ドナルド・キーン著 ; 角地幸男訳

(新潮文庫, 11629, き-30-8)

新潮社, 2022.7

タイトル別名

Donald Keene on Takuboku Ishikawa

タイトル読み

イシカワ タクボク

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注記

そのほかのタイトルはブックジャケットによる

単行本: 2016年刊

参考文献: p503-507

内容説明・目次

内容説明

僧侶の「私生児」として生まれたのち、文学と恋愛に心を奪われて中学を中退。北海道を彷徨う漂泊の日々。転職につぐ転職。友から借銭して娼婦と遊んで妻を苦しめ、放蕩の限りを尽くしたかと思えば社会主義に傾倒する—。貧しさに喘ぎつつ、引き裂かれるほどの烈しい精神を歌に刻印した劇的な生涯。膨大な資料をもとに、感傷的な歌を残した夭折詩人というイメージを覆す生彩豊かな傑作評伝。

目次

  • 自信と反抗
  • 上京、失意、結婚
  • 渋民村で代用教員となる
  • 一家離散、北海道へ
  • 函館の四カ月、札幌に二週間
  • 小樽でも我侭を通す
  • 釧路の極寒
  • 小説の失意、短歌の昂揚
  • 朝日新聞の校正係となる
  • 傑作『ローマ字日記』
  • 啄木の悲哀、節子の悲哀
  • 悲嘆の中の『一握の砂』の成功
  • 二つの「詩論」
  • 大逆事件、入院
  • 最期の日々
  • 死せるのちの啄木

「BOOKデータベース」 より

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