筆のみが知る : 幽霊絵師火狂
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筆のみが知る : 幽霊絵師火狂
KADOKAWA, 2022.6
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フデ ノミ ガ シル : ユウレイ エシ カキョウ
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内容:序幕 座敷小町 犬の絵 荒波の帰路 彫師の地獄 悲しまない男 若衆刃傷 夜鷹御前 筆のみが知る 終幕
Contents of Works
- 序幕
- 座敷小町
- 犬の絵
- 荒波の帰路
- 彫師の地獄
- 悲しまない男
- 若衆刃傷
- 夜鷹御前
- 筆のみが知る
- 終幕
Description and Table of Contents
Description
大きな料理屋「しの田」のひとり娘である真阿。十二のときに胸を病んでいると言われ、それからは部屋にこもり、絵草紙や赤本を読む毎日だ。あるとき「しの田」の二階に、有名な絵師の火狂が居候をすることになる。「怖がらせるのが仕事」と言う彼は、怖い絵を描くだけではなく、普通の人には見えないものが見えているようだ。絵の犬に取り憑かれた男、“帰りたい”という女の声に悩む旅人、誰にも言えない本心を絵に込めて死んだ姫君…。幽霊たちとの出会いが、生きる実感のなかった真阿を変えていく。
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