キャスリーンとフランク : 父と母の話

Bibliographic Information

キャスリーンとフランク : 父と母の話

クリストファー・イシャウッド著 ; 横山貞子訳

新潮社, 2022.6

Other Title

Kathleen and Frank

Kathleen and Frank : the autobiography of a family

Title Transcription

キャスリーン ト フランク : チチ ト ハハ ノ ハナシ

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Description and Table of Contents

Description

母の日記と父の手紙が織りなす英国のある家族のタペストリー。小説家クリストファー・イシャウッド(1904‐1986)の母キャスリーンは、ワイン製造業を営む裕福な家に生まれた快活な女性で、91歳で没するまで70年に亘って日記を書きつづけた。貴族の次男で軍人の父フランクは、ピアノと歌がうまく、塹壕で編みものをするような自由な気質の人だった。絵と本が好きな彼らは、息子二人とともに田園の屋敷で睦まじい暮らしを送っていたが、1915年、フランクが第一次世界大戦の激戦地、ベルギーのイーペルで消息を絶つ—。本書は、克明に記された母キャスリーンの日記と、父フランクが妻に宛てた手紙を長男のイシャウッドが編集し、丹念に読み解いたものである。親族間のあれこれや、老年までイシャウッド家に仕えた乳母を含む家族の回想録であると同時に、地主階級の暮らしのディテールや流行りの芝居、ヴィクトリア女王のダイヤモンド・ジュビリー(即位60年記念)、初の英仏横断飛行、婦人参政権運動、アイルランド問題など、ヴィクトリア朝末期から第一次世界大戦後までをつぶさに描いた英国社会史ともなっている。

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Details

  • NCID
    BC15528117
  • ISBN
    • 9784105072810
  • Country Code
    ja
  • Title Language Code
    jpn
  • Text Language Code
    jpn
  • Original Language Code
    eng
  • Place of Publication
    東京
  • Pages/Volumes
    533p
  • Size
    20cm
  • Classification
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