日独伊三国同盟の虚構 : 幻の軍事経済同盟

書誌事項

日独伊三国同盟の虚構 : 幻の軍事経済同盟

手塚和彰著

彩流社, 2022.7

タイトル別名

Dreimächtepakt zwischen Deutschland, Italien und Japan

日独伊三国同盟の虚構 : 幻しの軍事経済同盟

タイトル読み

ニチドクイ サンゴク ドウメイ ノ キョコウ : マボロシ ノ グンジ ケイザイ ドウメイ

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注記

参考文献: p327-329

内容説明・目次

内容説明

日独それぞれが短絡的な都合のもとに勝手な解釈を繰り返し、実質を伴わないまま成立した軍事・経済相互援助同盟はまったく無駄で、効果がなかった。ヒトラーの意を受けたリッベントロップに誘導された日本の指導者。その同盟を成立させたのは陸軍や一部外交官の独走、それに同調する軍人・官僚・政治家の無責任体制、意思疎通の不足、情報不足と情報の誤り、客観的な情勢判断の欠如から決定的な判断を誤り、戦争に導いたのは政治指導者たちなのだ。これまでの三国同盟に関する研究は、日本の史料に基づくものが多かったが、本書はドイツの公開された最新の資料を取り込んで、まったくの「幻の同盟」であった実態を明らかにするとともに、現代の情報化時代における外交問題に示唆を与える好著。

目次

  • 第1章 ナチスドイツの登場
  • 第2章 日独の接近と日独防共協定
  • 第3章 親英米派と親独派
  • 第4章 ナチスドイツの対日工作
  • 第5章 防共協定の強化
  • 第6章 日独関係の背景—日本側の事情
  • 第7章 反ソから軍事・経済同盟へ
  • 第8章 独ソ関係の実像と日本の対応
  • 第9章 太平洋戦争への道
  • 第10章 日独連携の真実(幻の軍事・経済同盟)

「BOOKデータベース」 より

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