中世哲学講義
著者
書誌事項
中世哲学講義
知泉書館, 2022.7
- 第5巻: 昭和56年-58年度
- タイトル別名
-
山田晶 : 中世哲学講義
- タイトル読み
-
チュウセイ テツガク コウギ
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注記
山田晶参照文献一覧: 巻末p5-7
内容説明・目次
内容説明
京都大学での昭和41年から58年まで18年におよぶ「中世哲学」講義を全5巻に収録、他に類のない貴重な記録である。本巻では退職1年前の昭和56‐58年度までの3年間の講義を収載する。「中世哲学の基本を特徴づけているものとは何か」という関心の下に継続された講義の最終巻となる。人間知性が「第一に認識するのはエンスなのかエッセンチアなのか」という問いから始まる56年度の講義は、第一に認識されるのは「エンスのエッセンチアである」との答えが与えられ、その後に考察は存在の根原から認識(光)の根原としての神の認識へと向かう。
目次
- 第一に認識されるものについての問題(一)—「エンス」か「エッセンチア」か
- 第一に認識されるものについての問題(二)—「エンスのエッセンチア」essentia entis
- 第一に認識されるものについての問題(三)—エッセンチアの在り場としてのエッセの認識
- 第一に認識されるものについての問題(四)—神のエッセの認識
- 第一に認識されるものについての問題(五)—第一真理としての神
- 第一に認識されるものについての問題(六)—問題の要約と展望
- 第一に認識されるものについてのトマス説(一)—「現生における」という知性認識の条件
- 第一に認識されるものについてのトマス説(二)—神の本質が知性の第一認識であるとする説の反駁
- 第一に認識されるものについてのトマス説(三)—光の説の歴史的由来、能動知性
- 第一に認識されるものについてのトマス説(四)—能動知性の二つの解釈〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より