詩と生命 (いのち) の危機 : 詩の、美しさと深さをめぐる一省察
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詩と生命 (いのち) の危機 : 詩の、美しさと深さをめぐる一省察
土曜美術社出版販売, 2022.7
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シ ト イノチ ノ キキ : シ ノ ウツクシサ ト フカサ オ メグル イチ セイサツ
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装幀: 直井和夫
Description and Table of Contents
Description
山間の暗闇に、時として出現する狐火。それは、狐の嫁入りの「提灯」とも言われているが、あるいはもしかしたら、それは、極限にたたされた人間が、その暗闇の中でともす「孤燈」を意味しているのかもしれない。本書は後者の事実に注目し、詩の美しさと深さを追い求めた、反時代的ともいえる注目の書である。
Table of Contents
- 1(詩と存在の喪失—辻邦生の所説を顧みながら;生命の危機と唯美ということ—ニーチェの『悲劇の誕生』をめぐって;詩と生の危機—桃谷蓉子の詩をめぐって)
- 2(詩的体験の根源を探る—詩と存在の体験;詩の深さと美しさをめぐって—世阿弥・芭蕉の所説を顧みて;詩にとっての新しさと「誠」ということ—芭蕉の、現代の詩に対して持つ意味をめぐって ほか)
- 3(詩と存在とのかかわりをめぐって—東洋の詩心と思惟の普遍性を探る;洋の東西を貫く詩心—鈴木大拙の所説を顧みながら)
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