地政学で読み解く日本合戦史
著者
書誌事項
地政学で読み解く日本合戦史
(PHP新書, 1322)
PHP研究所, 2022.8
- タイトル別名
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日本合戦史 : 地政学で読み解く
- タイトル読み
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チセイガク デ ヨミトク ニホン カッセンシ
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注記
参考文献: p372-380
内容説明・目次
内容説明
シーパワーやランドパワー、ハートランド。地形や地理から国際政治を考える地政学の視点は、日本国内の歴史をみる場合も有効である。ただしその際、見落としがちな点がある。それぞれの「国」の地政学的位置は不変だが、勢力均衡の重要地点はたえず変化することだ。何の変哲もない田舎、人家もないような原野や山岳が、突如として歴史を変える場所になる。川中島や関ヶ原が重要な地点とは、平和な時代には想像もつかないが、そうした場所には大規模な合戦が行われた理由が必ずある。合戦研究の第一人者が、新たな視座で歴史の転換点を分析する。
目次
- 序章 「応仁の乱」と「関ヶ原合戦」—戦略の有無が分けた天下分け目(すべてが敗者に—応仁の乱;関ヶ原合戦のような戦略がみられない ほか)
- 第1章 日本各地域の地政学的な戦い方(政治的中央;奥羽の地域性を生かした合戦—奥羽はいかに中央と戦うべきか ほか)
- 第2章 地政学的要地はどのように決まるのか(関東の覇権上の要衝;畿内の要衝での合戦 ほか)
- 第3章 合戦と要衝(東国の覇権の帰趨を左右する要衝;西国の中心・瀬戸内海と要・関門海峡 ほか)
- 第4章 天下を決める政治力学と社会構造(勢力均衡の中で;革命になるものと一揆に終わるものとの差)
- 結論 歴史的教訓を現代へ生かすために
「BOOKデータベース」 より