「サラリーマン」の文化史 : あるいは「家族」と「安定」の近現代史
著者
書誌事項
「サラリーマン」の文化史 : あるいは「家族」と「安定」の近現代史
青弓社, 2022.8
- タイトル別名
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サラリーマンの文化史 : あるいは家族と安定の近現代史
- タイトル読み
-
「サラリーマン」ノ ブンカシ : アルイワ「カゾク」ト「アンテイ」ノ キンゲンダイシ
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注記
博士論文 (東京大学, 2019年提出) を原型としたもの
参考文献一覧: p447-464
収録内容
- 〈サラリーマン〉をめぐる言説
- 〈サラリーマン〉前史としての一八七〇年代から一九一〇年代
- ベル・エポックあるいは小市民のユートピア
- 蒼白きインテリたち
- 戦後民主主義の恋愛
- 家庭と組合のはざまで
- 漂泊への決別、あるいは「平凡なサラリーマン」として生きることの覚悟
内容説明・目次
内容説明
「ありふれた一般人」という集合体として語られがちなサラリーマン。彼らが生きた各時代の文化表象には、どのような心情が反映されてきたのか。写真、漫画、映画、文学作品という虚構の背後にそびえる社会状況をサラリーマンの視点から読み解く。
目次
- 序章 “サラリーマン”をめぐる言説—あるいは、彼らはどこから来たのか
- 第1章 “サラリーマン”前史としての一八七〇年代から一九一〇年代—士族、立身出世主義、そして煩悶青年
- 第2章 ベル・エポックあるいは小市民のユートピア—「文化住宅」という装置と大正時代のサラリーマン
- 第3章 蒼白きインテリたち—モダンボーイ、マルクスボーイ、サラリーマン
- 第4章 戦後民主主義の恋愛—敗戦後のサラリーマンたち
- 第5章 家庭と組合のはざまで—銀行の労組活動と文化運動
- 終章 漂泊への決別、あるいは「平凡なサラリーマン」として生きることの覚悟—山口瞳『江分利満氏の優雅な生活』論
「BOOKデータベース」 より