ぼけますから、よろしくお願いします。

書誌事項

ぼけますから、よろしくお願いします。

信友直子著

(新潮文庫, 11653, の-19-1)

新潮社, 2022.9

タイトル別名

ぼけますからよろしくお願いします

タイトル読み

ボケマス カラ ヨロシク オネガイシマス

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注記

単行本: 2019年刊

内容説明・目次

内容説明

「今年はぼけますから、よろしくお願いします」広島県呉市。87歳の正月、母は娘に突然宣言した。その言葉通り徐々に変わっていく母。「私はばかになったんじゃわ」と繰り返し「迷惑になるけん、もう死にたい」と喚く母を「誰でも年とりゃあ、おかしゅうなるわいのう」と励まし支えたのは96歳の父だった—。老老介護の現実と互いを思いやる家族の愛情、深く優しい夫婦の絆を綴る感動の記録。

目次

  • お母さんは、認知症になったんかもしれん…
  • 「お母さんがおかしゅうなったけん、撮らんようになったん?」
  • 私が帰ってきた方がええかね?
  • 「詐欺グループの名簿に、お母さんの名前が載っていました」
  • 「人に迷惑をかけない年寄りになりたいです」
  • 「わしにも男の美学があるんじゃ」
  • 「あんたはあんたの仕事をした方がええわい」
  • 「どうしてかね、大事なときに。せっかくあんたが帰ってきとるのにね」
  • 「この老夫婦は誰ですか?」
  • 「あんたの仕事じゃけん、わしらは何でも協力するよ」
  • 「これは乳にするぶん」
  • 「カメラマンか何か知らんが、知らんヤツをこの家に入れるなよ」
  • 「私たちにつないでいただければ、あとは何をしてでも入っていきます」
  • 「介護はプロとシェアしなさい」
  • 「母の認知症は、神様の親切かも」と思うに至った私
  • 「おまえは感謝の心を忘れたんか!」

「BOOKデータベース」 より

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