分断の克服 : 1989-1990 : 統一をめぐる西ドイツ外交の挑戦

Bibliographic Information

分断の克服 : 1989-1990 : 統一をめぐる西ドイツ外交の挑戦

板橋拓己著

(中公選書, 128)

中央公論新社, 2022.9

Other Title

分断の克服1989-1990 : 統一をめぐる西ドイツ外交の挑戦

Title Transcription

ブンダン ノ コクフク : 1989 1990 : トウイツ オ メグル ニシドイツ ガイコウ ノ チョウセン

Note

史料・参考文献一覧: p257-268

分断の克服関連年表: p269-274

Description and Table of Contents

Description

一九八九年に「ベルリンの壁」が崩壊し、ドイツ統一への機運が高まる。だがソ連のゴルバチョフは統一に反対。英仏やポーランドも大国ドイツの復活を危惧し、米国のブッシュは冷戦の勝利とNATOの維持拡大を優先する。冷戦後の国際秩序について各国の思惑が交錯する中、「ヨーロッパの分断」を克服する外交を展開したのが、西ドイツ外相ゲンシャーだった。本書はドイツ統一をめぐる激動の国際政治を、最新の史料を駆使し描き出す。

Table of Contents

  • 序章 ドイツ統一をめぐる国際政治—1989〜90年
  • 第1章 分断の克服をめざして—ベルリンの壁崩壊以前
  • 第2章 東ドイツ難民危機からベルリンの壁崩壊へ
  • 第3章 統一への道—「一〇項目」から「2+4」へ
  • 第4章 冷戦後の欧州安全保障問題—NATOは拡大するか
  • 第5章 「制約なき完全な主権」の追求—対ソ交渉という核心
  • 第6章 「オーデル・ナイセ線」をめぐる攻防—国境問題の解決

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