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悪魔のいる文学史

澁澤龍彦著

(P+D books)

小学館, 2022.7

Title Transcription

アクマ ノ イル ブンガクシ

Available at  / 6 libraries

Note

底本: 中央公論社 1972年刊

Description and Table of Contents

Description

隠秘学を追究し女性崇拝者でもあったエリファス・レヴィ、あえて強盗や殺人を犯し、断頭台の露と消えたピエール・フランソワ・ラスネール、独特のナンセンス詩を書いた発明家シャルル・クロス、そして50歳以上も年の離れた少女を偏愛し、死の3日前まで愛の行為をつぶさに日記にしたためたサド侯爵—。正当な文学史なら話題にものぼらないであろう“狂気”の人物13名を、独特の感性で発掘、評論した澁澤龍彦ならではの文学史。

Table of Contents

  • エリファス・レヴィ—神秘思想と社会変革
  • グザヴィエ・フォルヌレ—黒いユーモア
  • ペトリュス・ボレル—叛逆の狂詩人
  • ピエール・フランソワ・ラスネール—殺人と文学
  • 小ロマン派群像—挫折した詩人たち
  • エルヴェ・ド・サン・ドニ侯爵—夢の実験家
  • シャルル・クロス—詩と発明
  • ジョゼファン・ペラダンとスタニスラス・ド・ガイタ侯爵—世紀末の薔薇十字団運動
  • モンフォコン・ド・ヴィラール—精霊と人間の交渉について
  • シニストラリ・ダメノ—男性および女性の夢魔について
  • サド侯爵—その生涯の最後の恋
  • ザッヘル・マゾッホ—あるエピソード
  • アンドレ・ブルトン—シュルレアリスムと錬金術の伝統

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