詩人白石 (ペクソク) : 寄る辺なく気高くさみしく

書誌事項

詩人白石 (ペクソク) : 寄る辺なく気高くさみしく

アン・ドヒョン著 ; 五十嵐真希訳

(韓国文学セレクション)

新泉社, 2022.9

タイトル別名

A critical biography of Baek Seok

백석 평전

詩人白石

詩人白石

タイトル読み

シジン ペク ソク : ヨルベナク ケダカク サミシク

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注記

その他タイトルは標題紙裏による

白石年譜: p462-464

内容説明・目次

内容説明

一九三〇年代、モダニズムの技法を取り入れつつも古語や方言を巧みに用い、植民地下にあっても人々の生活に息づく民族的伝統と心象の原風景を、美しい言葉遣いで詩文によみがえらせて一世を風靡した詩人、白石。南北分断後は北朝鮮の体制になじめず筆を折らざるをえなくなり、その消息は長らく不明のままとなった。本書は、韓国を代表する抒情詩人である著者が、敬愛してやまない白石の生涯を丹念に追い、小説を読むように、また白石の作品世界を深く味わえるように再構成した、決定版といえる評伝である。詩のみならず、随筆や分断後の北朝鮮で書かれた作品を多く収録しているほか、同時代を生きた詩人・作家たちの足跡も辿ることができ、資料的価値も高い。

目次

  • プロローグ 帰郷
  • 第1部 詩集『鹿』の誕生まで(平安北道定州郡葛山面益城洞;五山学校時代 ほか)
  • 第2部 咸興時代(咸興へ旅立つ;『鹿』に対する別の見方 ほか)
  • 第3部 満州時代(満州へ旅立つ;北方にて ほか)
  • 第4部 解放後(解放された平壌で;三十八度線を越えなかった理由 ほか)

「BOOKデータベース」 より

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