文学の東京 : 記憶と幻影の迷宮

書誌事項

文学の東京 : 記憶と幻影の迷宮

神田由美子著

鼎書房, 2022.8

タイトル読み

ブンガク ノ トウキョウ : キオク ト ゲンエイ ノ メイキュウ

収録内容
  • 芥川龍之介「開化の良人」に描かれた両国
  • 森鷗外「雁」の無縁坂
  • 〈鹿鳴館〉というドラマ
  • 小石川植物園の生と死
  • 永井荷風「夢の女」の新橋停車場
  • 夏目漱石と三越
  • 佐藤春夫「美しき町」の築地居留地・日本橋中洲
  • 水野仙子「神楽坂の半襟」に描かれた神楽坂
  • 〈神田学生街〉の男女
  • 〈浅草十二階〉という迷宮
  • 芥川龍之介「歯車」の銀座
  • 川端康成「虹」の浅草
  • 「濹東綺譚」の東京
  • 東京駅と山手線
  • 境界としての井の頭公園
  • 村上春樹の東京
  • 伊香保温泉の男女
  • 車中と停車場の風景
  • 梶井基次郎「檸檬」の丸善
  • 谷崎潤一郎「細雪」の平安神宮
  • 堀辰雄「美しい村」の軽井沢
  • 文学における「庭」
内容説明・目次

内容説明

近代の首都東京は、欧米に倣った都市化や大地震・空襲などによって、破壊と再生を繰り返してきた。漱石・鴎外から春樹・又吉まで、東京に想いを込めた作品を通して、記憶と幻影が創造した迷宮都市東京を彷徨う。

目次

  • 第1部 文学の東京空間(芥川龍之介「開化の良人」に描かれた両国—大川の赤い月;森鴎外「雁」の無縁坂;“鹿鳴館”というドラマ—泉鏡花・芥川龍之介・三島由紀夫;小石川植物園の生と死—「外科室」「団栗」「植物園の鰐」;永井荷風「夢の女」の新橋停車場 ほか)
  • 第2部 近代の文学空間(伊香保温泉の男女—「不如帰」と「浮雲」;車中と停車場の風景—芥川文学における近代的空間;梶井基次郎「檸檬」の丸善;谷崎潤一郎「細雪」の平安神宮;堀辰雄「美しい村」の軽井沢 ほか)

「BOOKデータベース」 より

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