「唐物」とは何か : 舶載品をめぐる文化形成と交流

書誌事項

「唐物」とは何か : 舶載品をめぐる文化形成と交流

河添房江, 皆川雅樹編

(アジア遊学, 275)

勉誠出版 (発売), 2022.10

タイトル別名

唐物とは何か

タイトル読み

カラモノ トワ ナニ カ : ハクサイヒン オ メグル ブンカ ケイセイ ト コウリュウ

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注記

参考文献あり

内容説明・目次

内容説明

奈良から平安、中世や近世にかけて受容されてきた舶載品である「唐物」。その研究は歴史学、美術史、日本文学など、これまで様々な分野で進展してきた。しかし、その内容は多種多様にわたり、共通の理解が異なる分野で必ずしも共有されてきたとはいいがたい。そこで二〇一一年に刊行された『唐物と東アジア』(アジア遊学)の第二弾として、対象地域・時代を広げ、改めて「唐物」の概念の成立や展開、その歴史的・文化史的な意義を多角的な視点から再検証する。唐物の受容や海外交流に関する研究の現状と課題を提示し、唐物研究の新たなステージを拓く画期的な成果。

目次

  • 序言 「唐物」の文化史的意義を問い直す
  • 総論 人・モノ・情報の移動・交流からみた「日本文化」—「唐物」と「国風文化」をめぐる研究の狭間から考える
  • 第1部 唐物の成立と展開(「唐物」の成立;考古学からみた古代から中世の唐物交易の変遷;鎌倉時代の唐物と文化伝播;室町時代政治史からみた唐物;室町仏教と唐物 ほか)
  • 第2部 日本文化のなかの唐物(金属工芸からみた「唐物」;平安漢文学からみた唐物—文具を中心として;泉涌寺における唐物の受容;“唐物”としての「方丈草庵」—維摩詰・王玄策から鴨長明へ;唐物としての書と書物—無学祖元を例に ほか)

「BOOKデータベース」 より

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