新海誠 : 国民的アニメ作家の誕生

書誌事項

新海誠 : 国民的アニメ作家の誕生

土居伸彰著

(集英社新書, 1137F)

集英社, 2022.10

タイトル読み

シンカイ マコト : コクミンテキ アニメ サッカ ノ タンジョウ

内容説明・目次

内容説明

『君の名は。』と『天気の子』が大ヒットを記録し、日本を代表するクリエイターになった新海誠。彼は宮崎駿や庵野秀明といった日本のアニメーション作家たちとは異なり、大きなスタジオに所属したことがなく、パソコンによる個人制作からキャリアをスタートした「異端児」であった。新海はなぜ「国民的作家」になり得たのか。本書では新海誠の魅力を、世界のアニメーションの歴史を起点に分析。新海作品や日本のアニメーションのみならず、あらゆるアニメーションの見方が変わる!

目次

  • 序章 新海誠を振り返る(新海誠とはどのような人物か;初期作品を振り返る—『彼女と彼女の猫』から『星を追う子ども』まで ほか)
  • 第1章 巨大な個人制作の時代(デジタル化がもたらすアニメーション制作の「民主化」;個人制作の歴史 ほか)
  • 第2章 モーションからエモーションへ—美しすぎる世界を前に、私たちは燃料になる(新海誠は、あえて人間を描かない;アニメーションで「泣ける」ことはいかにして普通となったか ほか)
  • 第3章 国民的ヒット作『君の名は。』—器としての人間(いかにして国民的ヒット作は生まれたか;『言の葉の庭』 ほか)
  • 第4章 『天気の子』国民的作家の完成—「勘違い」の物語(『天気の子』はドラマとして「普通に面白い」;『君の名は。』以後 ほか)

「BOOKデータベース」 より

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