帝国の残影 : 兵士・小津安二郎の昭和史
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帝国の残影 : 兵士・小津安二郎の昭和史
(文春学藝ライブラリー, 歴史 ; 47)
文藝春秋, 2022.10
- タイトル別名
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帝国の残影 : 兵士小津安二郎の昭和史
- タイトル読み
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テイコク ノ ザンエイ : ヘイシ オズ ヤスジロウ ノ ショウワシ
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注記
NTT出版 2011年刊の加筆
参照文献: p244-255
内容説明・目次
内容説明
『東京物語』など、戦後に撮った家族映画の傑作で国際的に知られる監督・小津安二郎。しかし名作の狭間で創られた「失敗作」からはむしろ、徴兵され中国大陸で過酷な戦闘を体験した小津の、大日本帝国崩壊に寄せる懊悩が浮かび上がる。ミステリーのような謎解きの形で昭和と現在をつなぐ回路を見出し、映画評論と歴史学の融合を達成した著者の代表作に、関連する批評三点を増補した決定版。
目次
- 序章 ピースの欠けたパズル—『晩春』批判
- 第1章 帝国の残影—小津安二郎の『暗夜行路』
- 第2章 大陸の光景—沈黙する前線
- 第3章 暴力の痕跡—戦争の長い影
- 第4章 叛乱の季節—中国化と日本回帰
- 終章 呪わしき明治維新—『東京暮色』讃
「BOOKデータベース」 より