六朝論語注釈史の研究
Author(s)
Bibliographic Information
六朝論語注釈史の研究
知泉書館, 2022.10
- Title Transcription
-
リクチョウ ロンゴ チュウシャクシ ノ ケンキュウ
Available at 48 libraries
  Aomori
  Iwate
  Miyagi
  Akita
  Yamagata
  Fukushima
  Ibaraki
  Tochigi
  Gunma
  Saitama
  Chiba
  Tokyo
  Kanagawa
  Niigata
  Toyama
  Ishikawa
  Fukui
  Yamanashi
  Nagano
  Gifu
  Shizuoka
  Aichi
  Mie
  Shiga
  Kyoto
  Osaka
  Hyogo
  Nara
  Wakayama
  Tottori
  Shimane
  Okayama
  Hiroshima
  Yamaguchi
  Tokushima
  Kagawa
  Ehime
  Kochi
  Fukuoka
  Saga
  Nagasaki
  Kumamoto
  Oita
  Miyazaki
  Kagoshima
  Okinawa
  Korea
  China
  Thailand
  United Kingdom
  Germany
  Switzerland
  France
  Belgium
  Netherlands
  Sweden
  Norway
  United States of America
Search this Book/Journal
Note
論語注釈家索引: 巻末p1-6
章句索引: 巻末p7-14
事項索引: 巻末p15
注解索引: 巻末p16
論語注釈家一覧: 巻末p17-20
Contents of Works
- 六朝論語注釈史研究の試み
- 魏の論語注釈家
- 晋の論語注釈家
- 宋の論語注釈家
- 南斉の論語注釈家
- 梁の論語注釈家
- 生卒時期を明らかにしない論語注釈家
Description and Table of Contents
Description
『論語』の研究、すなわち注釈は漢代から始まり、その成果は魏の何晏(190‐249)『論語集解』にまとめられ、また300年後にはそれらも含め新たな研究を集約した梁の皇侃(488‐545)『論語義疏』が作られた。両注釈は南宋の朱憙の新注に対し古注と呼ばれた。ところが、『論語集解』から『論語義疏』に至る六朝期は注釈書が散逸し、ほとんど研究されてこなかった。著者は長年従事してきた皇侃『義疏』の研究成果に基づき、この300年間の論語注釈史を『義疏』の精査により明らかにする。皇侃は、何晏『集解』によりながらも、その解釈の一義性に疑問を抱き、自らの『義疏』では多義性を重んじて、『集解』以後の論語説を可能な限り網羅的に採り上げ、『集解』に基づく解釈である「本解」と、それとは異なる解釈「別解」とによって構成した。著者は、その中から六朝時代の論語注釈家39人を選び出し、魏、晋、宋、斉、梁、および生没年不明の注釈家に分けて時代順に配列し、注釈家の履歴、その論語説の紹介と検討、さらに問題点の指摘を行う。日常的な言葉による注釈や、その語句の生まれた社会的歴史的状況を考慮して論じる注釈など、多様な注釈が列挙され分析される。最後に資料編では、各論語説の原文を整理・対校した上で掲載し、基礎資料を提供する。紀元前から現代まで2000年以上に渡る『論語』解釈史を辿る本書は、論語注釈史研究の基礎を築くとともに中国古典学の醍醐味を伝えてやまない意義深い業績である。
Table of Contents
- 序章 六朝論語注釈史研究の試み
- 第1章 魏の論語注釈家
- 第2章 晋の論語注釈家
- 第3章 宋の論語注釈家
- 第4章 南斉の論語注釈家
- 第5章 梁の論語注釈家
- 第6章 生卒時期を明らかにしない論語注釈家
by "BOOK database"