アジア漆の造形と祈り : 東南アジアの漆 Urushi forms and hope : lacquer art in Southeast Asia
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書誌事項
アジア漆の造形と祈り : 東南アジアの漆 = Urushi forms and hope : lacquer art in Southeast Asia
アジア漆工芸学術支援事業実行委員会 , 藝祥, 2022.9
- タイトル別名
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アジア漆の造形と祈り : 東南アジアの漆 : 願い、生きる。
- タイトル読み
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アジア ウルシ ノ ゾウケイ ト イノリ : トウナン アジア ノ ウルシ = Urushi forms and hope : lacquer art in Southeast Asia
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注記
展覧会カタログ
会期・会場: 2022年9月24日-10月4日:東京藝術大学大学美術館陳列館
主催: アジア漆工芸学術支援事業実行委員会, 東京藝術大学漆芸研究室
出品作家: エバースタンド(ウ・マウン・マウン), バガンハウス(ドー・モウ・モウ), ウ・ミン・カイン, ミャッモン(ウ・キン・タウン) [ほか]
英文併記
執筆: アジア漆工芸学術支援事業実行委員会, 井谷善惠, 大藪泰, スマンナツァヤ・ウォハーン, 外舘和子, 増村紀一郎, 松島さくら子
ジャケットのタイトル: アジア漆の造形と祈り : 東南アジアの漆 : 願い、生きる。
出品者一覧: p127-133
主要参考文献: p134-136
限定500部
内容説明・目次
内容説明
東南アジアと日本との交易や文化の関わりは、歴史的にも海上ルートにて結ばれ、漆を通した交易もタイやミャンマーの蒟醤が日本にもたらされて以来、現在まで長きにわたります。日本でも東南アジアの国々でも、漆は器や家具、信仰の場面や装飾表現として仏像や寺院装飾にも広く使用されてきました。東南アジア各国では、信仰や風土に根付いた素晴らしい漆文化が脈々と育まれてきたのです。気候変動や感染症により私たちの生活が一変した今日、東南アジア各国では、コロナ禍による物流や経済の停滞に加え、情勢の不安定な国においては、漆産業は厳しい状況に直面しています。また、プラスチックごみによる環境汚染、温暖化による環境変化の脅威が看過できない状況にあります。そのような中、天然素材である漆は現代社会に何を提案できるでしょうか。漆の作品が発する静けさと深遠さ、伝統と現代のつながり、そして持続可能で環境にやさしい素材であることにぜひ注目してください。東南アジアの漆芸の伝統と造形の可能性、多様な装飾の素晴らしさを発信することで、日本と各国との相互理解を深め、平和への祈りを発信できることを願っています。
目次
- はじめに東南アジアの漆との出会い
- 東南アジアの漆文化—日本と東南アジアの漆を通したつながり
- 東南アジア諸国の文化的背景とその美術について
- 東アジアの漆を科学的な見地で考える
- 灼爍たるミャンマーの漆芸—祈り
- ミャンマーの漆工芸作品
- 伝統と革新—タイの漆工芸
- タイの漆工芸作品
- ベトナムの漆文化—東西の融合
- ベトナムの漆工芸作品〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より