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父・萩原朔太郎

萩原葉子著

(P+D books)

小学館, 2022.8

Title Transcription

チチ ・ ハギワラ サクタロウ

Available at  / 6 libraries

Description and Table of Contents

Description

娘の目に映った“不世出の詩人”の真実。—父はお酒を飲むと、まるでたあいない子供になってしまう。そして酔ってくると、次第にお酒をびしゃびしゃお膳にこぼしはじめ、それにつれてお菜を、膝の上から畳の上一面にこぼすのだった。—室生犀星をして“不世出の詩人”と言わしめた萩原朔太郎。口語自由詩というスタイルを確立し、一躍時代の寵児となった朔太郎だが、その私生活は、風呂嫌いで、女物の下駄を平気でつっかけ、食事のときは前掛けをさせられていた、など驚くべきものだった。いちばん間近で朔太郎の真の姿を観察していた長女・葉子が、父はもちろん、愛人をつくって家を出た母やいつも辛く当たる祖母のこと、そして室生犀星、三好達治、北原白秋、佐藤惣之助ら作家たちとの交流を克明に描いた文壇デビュー作。

Table of Contents

  • 晩年の父(晩酌;手品 ほか)
  • 幼いころの日々(馬込村のころ;北曲輪町にて)
  • 父の再婚
  • 再会
  • 折にふれての思い出(一)(室生さんと三好さんのこと;北原白秋のこと ほか)
  • 折にふれての思い出(二)

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