ツベルクリン騒動 : 明治日本の医と情報

書誌事項

ツベルクリン騒動 : 明治日本の医と情報

月澤美代子著

名古屋大学出版会, 2022.11

タイトル別名

ツベルクリン騒動

タイトル読み

ツベルクリン ソウドウ : メイジ ニホン ノ イ ト ジョウホウ

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注記

参考文献: 巻末p13-27

内容説明・目次

内容説明

欧米では「フィーバーからスキャンダルへ」と化した、コッホによる「結核新治療薬」。日本社会はそれをどのように受け止めたのか。多様な医療雑誌による「情報」の伝達・普及・切り分けを軸に、近代日本の医学・医療の風土が形成される転換期の実相を描き、今日への示唆に富む労作。

目次

  • 序章
  • 第1部 医療情報はどのように伝達されたか(明治日本における医療情報の導入・伝達・普及;明治20年代日本の情報環境;日本語医療情報誌と「一般新聞」—明治23〜24年を中心に)
  • 第2部 明治日本の「ツベルクリン騒動」(ステージ1:発端・開始;ステージ2:政府としての対応検討期—「特例法」の建議と帝大・衛生試験所での検証試験;ステージ3:日本全国への普及;医療情報誌から視る「ツベルクリン騒動」)
  • 第3部 階層化されていく時代と医療情報誌(北里柴三郎と伝染病研究所;医療情報誌の階層化)
  • 終章 「ツベルクリン騒動」とは何だったのか

「BOOKデータベース」 より

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