プロレタリア文学とジェンダー : 階級・ナラティブ・インターセクショナリティ
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書誌事項
プロレタリア文学とジェンダー : 階級・ナラティブ・インターセクショナリティ
青弓社, 2022.10
- タイトル別名
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プロレタリア文学とジェンダー : 階級ナラティブインターセクショナリティ
- タイトル読み
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プロレタリア ブンガク ト ジェンダー : カイキュウ・ナラティブ・インターセクショナリティ
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収録内容
- 愛情の問題論 : 徳永直「『赤い恋』以上」 / ヘザー・ボーウェン=ストライク著 ; 本部和泉訳
- 階層構造としてのハウスキーパー : 階級闘争のなかの身分制 / 池田啓悟著
- プロレタリア文学における「金」と「救援」のジェンダー・ポリティクス : 「現代日本文学全集」第六十二篇『プロレタリア文学集』にみるナラティブ構成 / 飯田祐子著
- 女性表象の「輪郭」をたどること : 山川菊栄「石炭がら」を起点として / 泉谷瞬著
- メディアとしての身体 : 葉山嘉樹「セメント樽の中の手紙」の女性表象 / 鳥木圭太著
- 吉屋信子の大衆小説におけるプロレタリア運動のジェンダーとセクシュアリティ : 「読売新聞」連載小説『女の階級』 / サラ・フレデリック著 ; 北丸雄二訳
- 朝鮮戦争期のジェンダーと帝国主義の記述 : 佐多稲子の場合 / サミュエル・ペリー著 ; 大﨑晴美訳
- プロレタリアとしての娼妓表象 : 賀川豊彦「偶像の支配するところ」/松村喬子「地獄の反逆者」の行為性 / 笹尾佳代著
- 残滓としての身体/他者 : 平林たい子「施療室にて」と「文芸戦線」 / 中谷いずみ著
- 闘争の記録を織りなす : 佐多稲子「モスリン争議五部作」における女工たちの表象 / 李珠姫著
- 階級、性、民族のインターセクショナリティによる新しい関係性の回路 : 中本たか子「東モス第二工場」論 / 楊佳嘉著
内容説明・目次
内容説明
階級という論点はいかにジェンダー化していたのか。大正から昭和初期のプロレタリア文学をジェンダーの観点から読み解き、「階級闘争におけるインターセクショナリティ」を浮かび上がらせる。
目次
- 第1部 プロレタリア文学場におけるジェンダーとセクシュアリティ(愛情の問題論—徳永直「『赤い恋』以上」;階層構造としてのハウスキーパー—階級闘争のなかの身分制;プロレタリア文学における「金」と「救援」のジェンダー・ポリティクス—「現代日本文学全集」第六十二篇『プロレタリア文学集』にみるナラティブ構成)
- 第2部 女性表象のインターセクショナリティ(女性表象の「輪郭」をたどること—山川菊栄「石炭がら」を起点として;メディアとしての身体—葉山嘉樹「セメント樽の中の手紙」の女性表象;吉屋信子の大衆小説におけるプロレタリア運動のジェンダーとセクシュアリティ—「読売新聞」連載小説『女の階級』;朝鮮戦争期のジェンダーと帝国主義の記述—佐多稲子の場合)
- 第3部 闘争主体とジェンダー(プロレタリアとしての娼妓表象—賀川豊彦「偶像の支配するところ」/松村喬子「地獄の反逆者」の行為性;残滓としての身体/他者—平林たい子「施療室にて」と「文芸戦線」;闘争の記録を織りなす—佐多稲子「モスリン争議五部作」における女工たちの表象;階級、性、民族のインターセクショナリティによる新しい関係性の回路—中本たか子「東モス第二工場」論)
「BOOKデータベース」 より