書誌事項

否定の哲学シニシズム

アンスガー・アレン著 ; 彩本磨生訳

(ニュートン新書)

ニュートンプレス, 2022.11

タイトル別名

Cynicism

タイトル読み

ヒテイ ノ テツガク シニシズム

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注記

「シニシズム」(2021年刊)の改題

監訳: 上野正道

内容説明・目次

内容説明

シニシズムとは、社会の風潮や規範など、あらゆる物事を冷笑的にながめる見方や態度のことです。元々は古代ギリシャの哲学の学派であり、独自の生活様式を実践することで世間を批判し、人々の生活状況を変えることに献身的でした。しかし、現在のシニシズムは、高尚なものや人間が持つ美点をさげすみ、よりよい世界の可能性を否定します。本書は、古代ギリシャから現在までのシニシズムの変遷を時代ごとに解説。各時代の社会を反映してさまざまな形に変化していくシニシズムを通し、人間と社会の本質が見えてくるでしょう。

目次

  • 第1章 はじめに:逸脱に関する問題
  • 第2章 あらゆる規律を拒否:古代シニシズムとFearless Speech(臆せず語る)
  • 第3章 貨幣の価値を貶める:常軌を逸した古代シニシズム
  • 第4章 暴徒への懸念:古代と中世の理想化
  • 第5章 樽を空ける:近世の不満分子
  • 第6章 太陽を解き放つ:啓発された哲学者と放蕩者
  • 第7章 終末の時代を生きる:現代シニックの多面性
  • 第8章 終わりに:シニシズムの必然性

「BOOKデータベース」 より

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