ジェンダーレスの日本史 : 古典で知る驚きの性
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ジェンダーレスの日本史 : 古典で知る驚きの性
(中公新書ラクレ, 779)
中央公論新社, 2022.11
- タイトル読み
-
ジェンダーレス ノ ニホンシ : コテン デ シル オドロキ ノ セイ
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注記
ジェンダーレス年表: p231-241
参考文献・原典: p242-246
内容説明・目次
内容説明
最近は肉体の性別とは違う性認識を持つことが尊重されるようになってきた。先進的に見えるが、じつは日本の古典文学には、男女の境があいまいな話が数多く存在する。太古の神話から平安文学、軍記もの、江戸川柳まで、古典作品を通して「伝統的な」男らしさ・女らしさのウソを驚きをもって解き明かす。昔の日本の「性意識」があいまいだったゆえに文芸が発展した、という一面も見えてくる。年表作りを愛する著者による「ジェンダーレス年表」は弥生時代から現代までを網羅。
目次
- はじめに 日本の文芸はジェンダーレスであふれている
- 第1章 男女の境があいまいな国—男も出産、女も立ちション
- 第2章 むしろ女が優位だったかもしれない太古・古代—政治も経済も男女同格
- 第3章 夫婦別姓、核家族、シングルマザーだらけの古代・中世—「伝統的な家族」とは
- 第4章 性を重視すると、結婚観はゆるくなる—二度三度の離婚や再婚は当たり前
- 第5章 LGBTもすべて認識されていた前近代—盛んな男色に宣教師もびっくり
- 第6章 女々しい男、雄々しい女—男も泣くべき時に泣くのが日本の伝統
- 第7章 軽んじられた弱者の「性」と「生」—ネグレクトや子殺し、性虐待の多さも
- おわりに 「伝統的」のウソと、未来へのメッセージ
「BOOKデータベース」 より