書誌事項

矢部貞治 : 知識人と政治

井上寿一著

(中公選書, 130)

中央公論新社, 2022.11

タイトル読み

ヤベ テイジ : チシキジン ト セイジ

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注記

奥付に「中公選書 131」とあり

矢部貞治略年譜: p263-265

参考文献: p258-262

内容説明・目次

内容説明

矢部貞治は政治に直接コミットした最初の研究者の一人だ。ヒトラーが台頭する欧米に留学し政治の大きな変革を目撃した矢部は、東大法学部の政治学講座を担いつつ近衛文麿のブレーンとして昭和研究会に参加。現実政治での実践を試み、国内・国際新体制を立案する。敗戦後は拓大総長や憲法調査会などの政府委員を歴任しつつ、またメディアを通し政治の変革を求め続けた。本書は矢部の生涯を通し、日本における政治と知識人との関係を描く。

目次

  • 第1章 デモクラシーのなかの立身出世—鳥取から東京へ
  • 第2章 欧米での在外研究—一九三五年〜三七年の体験
  • 第3章 日中戦争の勃発—危機と好機
  • 第4章 昭和研究会への参加—近衛文麿のブレーンへ
  • 第5章 「新体制」と大政翼賛会—議会制度への懐疑
  • 第6章 「大東亜」戦争下の活動—海軍への接近と戦後構想
  • 第7章 政治への再接近—「協同民主主義」の伝道師
  • 第8章 未完の戦後—憲法調査会と選挙制度調査会

「BOOKデータベース」 より

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