アンドレ・ジッドとキリスト教 : 「病」と「悪魔」にみる「悪」の思想的展開

書誌事項

アンドレ・ジッドとキリスト教 : 「病」と「悪魔」にみる「悪」の思想的展開

西村晶絵著

彩流社, 2022.10

タイトル別名

アンドレジッドとキリスト教 : 病と悪魔にみる悪の思想的展開

タイトル読み

アンドレ・ジッド ト キリストキョウ : 「ヤマイ」ト「アクマ」ニ ミル「アク」ノ シソウテキ テンカイ

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注記

博士論文 (東京大学, 2020年提出) をもとにしたもの

書誌一覧: p415-434

内容説明・目次

内容説明

「悪」をめぐるジッドの思索はキリスト教社会に留まらない普遍的射程を有している。彼が「病」と徹底的に向き合わねばならなかったからこそ、「悪魔」をめぐる関心や思索の展開が開かれた様子が浮かび上がるのだった。文学創作においても避けては通れない課題となった「悪」との対峙を通じて形成されたジッドの思想的独自性を浮かび上がらせる。

目次

  • 序論
  • 第1部 「病」と宗教(幼少期から一八九〇年頃までのジッドと「病」;初期作品における「病」とジッドにおける「病」;「病」についての価値転換とキリスト教思想の形成)
  • 第2部 「病」、身体、宗教(「盲目」と宗教;カトリックと「病」—『法王庁の抜け穴』を通して;セクシュアリティと宗教)
  • 第3部 ジッドにおける「悪魔」の問題(ジッドの悪魔論;『贋金使い』における「悪魔」の問題)
  • 結論

「BOOKデータベース」 より

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