顔のない遭難者たち : 地中海に沈む移民・難民の「尊厳」
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書誌事項
顔のない遭難者たち : 地中海に沈む移民・難民の「尊厳」
晶文社, 2022.11
- タイトル別名
-
Naufraghi senza volto : dare un nome alle vittime del Mediterraneo
顔のない遭難者たち : 地中海に沈む移民難民の尊厳
- タイトル読み
-
カオ ノ ナイ ソウナンシャ タチ : チチュウカイ ニ シズム イミン・ナンミン ノ「ソンゲン」
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注記
監修: 岩瀬博太郎
文献案内: p254-255
内容説明・目次
内容説明
いまも昔も、世界中のあらゆる国々で「身元不明の遺体」が発見されているが、その多くの身元は特定されない。それは人道的に正しいのか?近しい人の行方がわからず、藁にもすがる思いで、ときには親族のDNA(髪の毛や爪、唾液)を携え、著者のもとへ訪れる人々たちの怒り、悲痛、慟哭。そして「ここに来てよかった」という言葉。ヨーロッパではじめて移民遭難者向けデータバンクの創設に取り組んだ法医学者によるノンフィクション。
目次
- 第1章 二〇一三年十月 死者に名前を与えること
- 第2章 「あの人たち」の死を、「私たち」の死と同じように
- 第3章 ランペドゥーザの挑戦 見いだすには、まず求めよ
- 第4章 最初の同定「ここに来てよかった」
- 第5章 「故郷の土を、肌身離さずもっているんです」
- 第6章 メリッリ 海辺の霊安室
- 第7章 バルコーネ死者は生者よりも雄弁である
- 第8章 最終幕 あるいは、第一幕の終わり
「BOOKデータベース」 より