日本の都市化 : 刈谷の工業と政治1872-1972年

書誌事項

日本の都市化 : 刈谷の工業と政治1872-1972年

ゲリ・D・アリンソン著 ; 柴田みつ子訳

丸善プラネット , 丸善出版 (発売), 2022.10

タイトル別名

Japanese urbanism : industry and politics in Kariya, 1872-1972

日本の都市化 : 刈谷の工業と政治 : 1872-1972年

タイトル読み

ニホン ノ トシカ : カリヤ ノ コウギョウ ト セイジ 1872-1972ネン

大学図書館所蔵 件 / 14

この図書・雑誌をさがす

注記

参考文献: p269-276

1975年刊行の原著の日本語訳

内容説明・目次

内容説明

1975年刊行の『Japanese Urbanism:Industry and Politics in Kariya,1872‐1972』の完全日本語訳。本書のテーマである刈谷市は1972年の時点で人口9万人、その多くがトヨタ系大企業数社に雇用されている。1922年、トヨタは刈谷の地域社会に初めて、その名を登場させた。以来、トヨタは刈谷の経済の命運に大きな影響を及ぼしてきた。小規模繊維工場としてのささやかな創業から世界最大企業の1つとなるまでの成長過程を織り込み、アリンソン氏はトヨタの歴史、トヨタと他の日本企業との関係、トヨタの経営および労務、地方政治におけるトヨタの役割を解明する。本書は日本の政治経済に関するこれまでの伝統的な見方に対して、控えめではあるが、新鮮な視点を提議する。しばしば無機的になりがちな日本の「近代化」論に実像を吹き込み、日本歴史学の一般的概念に再検討を迫る。従って、本書は特に歴史学者が興味を抱くであろう。同時に地域研究をテーマとする文化人類学者・社会学者、あるいは都市政治・政治変遷の研究者、比較労使関係の専門家、企業史や経済発展を研究する経済学者にとっても、興味の尽きない内容となっている。

目次

  • 第1章 はじめに
  • 第2章 前近代の踏襲 1872‐89年
  • 第3章 国民国家への足並み 1889‐1921年
  • 第4章 工業主義の到来 1922‐31年
  • 第5章 将来への模索 1932‐45年
  • 第6章 急進派の一幕 1945‐55年
  • 第7章 工業による主導 1955‐67年
  • 第8章 豊かな時代へ 1967‐72年
  • 第9章 結論

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

ページトップへ