書誌事項

終わりの風景 : 英語圏文学における終末表象

辻和彦, 平塚博子, 岸野英美編

春風社, 2022.10

タイトル読み

オワリ ノ フウケイ : エイゴケン ブンガク ニオケル シュウマツ ヒョウショウ

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注記

参考資料: 各章末

収録内容

  • リタ・ウォン作品にみる水の詩学 : 「借用された水」、「水の旅からの急報」、「グレゴワール湖のために」 / 岸野英美著
  • 終末世界を救済するための小説のデザイン : カズオ・イシグロの内的持続の文学と『クララとお日さま / 田中ちはる著
  • コロナ禍の時代を生きる命と想像力 : アリ・スミス『夏』における「終わりの風景」と希望の可能性 / 霜鳥慶邦著
  • 家族の終わりとナクサライト : ジュンパ・ラヒリ『低地』とアルンダティ・ロイ『小さきものたちの神』をとおしてみる二つの「応答責任」 / 加瀬佳代子著
  • アジア系アメリカ文学における「天災」と「人災」 : ヒサエ・ヤマモトとルース・オゼキの作品を中心に / 松本ユキ著
  • 「終わり」の見えない不安 : イアン・マキューアンの『土曜日』試論 / 高橋路子著
  • ゾラ・ニール・ハーストンの『彼らの目は神を見ていた』における災害とレジリエンス / 平塚博子著
  • 荒野の王が見た風景 : シェイクスピア悲劇『リア王』における飢饉、大嵐、疫病 / 高橋実紗子著
  • 「終わりの風景」の向こう側 : インドラ・シンハの『アニマルズ・ピープル』とボパール、水俣、太平洋核実験 / 小杉世著
  • 災害と感染症時代の恐怖 : エドガー・アラン・ポー作品を辿る / 辻和彦著

内容説明・目次

内容説明

仮に何かが始まる、あるいは何かを新しく私たちが始めるとしても、その起点は「終わりの風景」からになるのではないか—文学作品において描かれる環境問題、自然災害、社会変動などのさまざまな終末表象に着目し、ものごとの「終わり」を新たな可能性として捉え、読み解く10の論考。

目次

  • 序章 リタ・ウォン作品にみる水の詩学—「借用された水」、「水の旅からの急報」、「グレゴワール湖のために」(岸野英美)
  • 第1章 終末世界を救済するための小説のデザイン—カズオ・イシグロの内的持続の文学と『クララとお日さま』(田中ちはる)
  • 第2章 コロナ禍の時代を生きる命と想像力—アリ・スミス『夏』における「終わりの風景」と希望の可能性(霜鳥慶邦)
  • 第3章 家族の終わりとナクサライト—ジュンパ・ラヒリ『低地』とアルンダティ・ロイ『小さきものたちの神』をとおしてみる二つの「応答責任」(加瀬佳代子)
  • 第4章 アジア系アメリカ文学における“天災”と“人災”—ヒサエ・ヤマモトとルース・オゼキの作品を中心に(松本ユキ)
  • 第5章 「終わり」の見えない不安—イアン・マキューアンの『土曜日』試論(高橋路子)
  • 第6章 ゾラ・ニール・ハーストンの『彼らの目は神を見ていた』における災害とレジリエンス(平塚博子)
  • 第7章 荒野の王が見た風景—シェイクスピア悲劇『リア王』における飢饉、大嵐、疫病(高橋実紗子)
  • 第8章 “終わりの風景”の向こう側—インドラ・シンハの『アニマルズ・ピープル』とボパール、水俣、太平洋核実験(小杉世)
  • 終章 災害と感染症時代の恐怖—エドガー・アラン・ポー作品を辿る(辻和彦)
  • 終わりの風景の終わりに(辻和彦)

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BC18324011
  • ISBN
    • 9784861108235
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    横浜
  • ページ数/冊数
    236, iip
  • 大きさ
    21cm
  • 分類
  • 件名
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