冬の霧
著者
書誌事項
冬の霧
(新潮文庫, 11697,
新潮社, 2022.12
- タイトル読み
-
フユ ノ キリ
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内容説明・目次
内容説明
市兵衛が料理屋の店先で拾ってきたのは、酒問屋天野屋の若旦那だった。彼は実家のツケで放蕩していたものの、番頭が代金を支払わなくなり、店から追い出されたのだった(「あほぼん」)。上方からの珍客女義太夫の母娘に続いて、浪人者が投宿した。何でも江戸に住む恩人に死ぬ前に一度礼をいいたくてやってきたという(表題作)。訳ありの旅人達を癒す佐和の一弦琴の調べ。人情時代小説傑作四編。
「BOOKデータベース」 より