近代ドイツ史にみるセクシュアリティと政治 : 性道徳をめぐる葛藤と挑戦
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近代ドイツ史にみるセクシュアリティと政治 : 性道徳をめぐる葛藤と挑戦
(明治大学社会科学研究所叢書)
昭和堂, 2022.12
- タイトル読み
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キンダイ ドイツシ ニ ミル セクシュアリティ ト セイジ : セイドウトク オ メグル カットウ ト チョウセン
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注記
2006年に明治大学大学院に提出した博士論文「ドイツ・ヴィルヘルム時代の市民的女性解放運動と「性」を巡る言説--市民社会における市民的性道徳と新しい性道徳の交差」を大幅に加筆修正し、学位取得後に発表した諸論文および書き下ろしにより構成
文献リスト: pxii-liv
内容説明・目次
内容説明
ドイツ・ヴィルヘルム時代の市民社会における、ジェンダー秩序の生成、性の規範化プロセスとそれによる女性の管理、新しい性道徳の意義、を明らかにすることで、性と政治社会の関係性を考察し、現代におけるセクシュアリティをめぐる問題の理解・解決への手がかりとしたい。
目次
- セクシュアリティと政治
- 第1部 新しい性道徳の波紋(管理売春制度と廃娼運動;ヘレーネ・シュテッカーと堕胎論争;オットー・グロースのエロス論がヴェーバー・サークルに与えた影響;女性作家マルガレーテ・ベーメ;ドイツ社会民主党と性倫理—一九一三年、「出産ストライキ」論争を中心に ほか)
- 第2部 性の二重道徳と法の支配—バーデン大公国を例に(一九世紀ドイツのバーデン自由主義—フリードリヒ大公とバーデン立憲制;バーデン大公国の社会的特徴;バーデン大公妃ルイーゼと「バーデン女性連盟(BFV)」;バーデン大公国の管理売春制度にみる市民社会と政治の一側面—公的娼家の閉鎖を求める請願書を例に;ヴィルヘルム時代の女給の問題化プロセス—カミラ・イェリネックの女給運動を例に ほか)
- ヴィルヘルム時代の新しい性道徳の意義
「BOOKデータベース」 より