不確かさの軌跡 : 先天性心疾患とともに生きる人々の生活史と社会生活
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不確かさの軌跡 : 先天性心疾患とともに生きる人々の生活史と社会生活
ゆみる出版, 2022.11
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フタシカサ ノ キセキ : センテンセイ シンシッカン ト トモ ニ イキル ヒトビト ノ セイカツシ ト シャカイ セイカツ
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文献: p310-318
Description and Table of Contents
Description
人はそれぞれの心臓を生きている。そして、自分の心臓が支えてくれるだけの活動しかできない。自分の心臓の働きと、“社会”が求めるパフォーマンスのあいだでどう折り合いをつけるのか。それをはかりながら生きている。他者の心臓は、自分のそれとはまた少し違う仕様でできている。多様な身体が出会う“社会”のなかで、私たちは、他者の心音に耳を傾けることができているだろうか。
Table of Contents
- 序章 この心臓とともに生まれて
- 第1章 同調と調整、秘匿と開示—見えない病い・障害とともに“社会”を生きる
- 第2章 生活史の継続—標準化されたライフコースとの近接的な隔たりを生きる
- 第3章 同調の場における身体—学校を生きる
- 第4章 働き続けるということ—職場を生きる
- 第5章 転機としての体調の変化—「混乱」や「滞留」を超えて、自分の身体を生きる
- 第6章 生活史上の出来事としての再手術—先端医療技術とともに生きる
- 第7章 思い描いていた未来とは別のかたちで—二重の不確かさを生きる
- 第8章 「普通感覚」—差異を受けとめながら、自分らしく生きる
- 第9章 「生」への信頼はどのように生まれるのか—命の危機を超えて生きる
- 結語 この心臓を生きる
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