室町の学問と知の継承 : 移行期における正統への志向
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室町の学問と知の継承 : 移行期における正統への志向
勉誠出版, 2022.11
オンデマンド版
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ムロマチ ノ ガクモン ト チ ノ ケイショウ : イコウキ ニオケル セイトウ エノ シコウ
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内容説明・目次
内容説明
人びとは、なぜ乱世に学知を形成していったのか—。戦乱の世から新たな政治秩序へと向かう混沌とした時代、特筆すべき知の動きがあった。それは革新的なものを取り入れつつも、伝統を再生産し、正統性を希求していく…。室町期に形作られた知のあり方を、五山僧や公家学者などの担い手の変遷、さらには林家におよぶ近世への継承のかたちから解き明かす。
目次
- 第1部 異国への視線と自国意識—五山僧と中国史書(『碧山日録』に見る太極の三史への取り組み—長禄・寛正期における学問の一様相;『漢書抄』第一冊の注釈姿勢—例示としての日本関連叙述を中心に ほか)
- 第2部 連環する人と学問—五山僧から公家学者へ(月舟寿桂と医学—『幻雲文集』に見る五山と医家の接点;中世禅林における中国文化の受容—『碧山日録』内「匡廬十八賢図」鑑賞記事を中心に ほか)
- 第3部 先代の継承—室町から江戸へ(林鵞峰の書籍収集と学問—『国史館日録』再考;二十一史通読に見る林鵞峰の学問姿勢—『国史館日録』『南塾乗』との関わりから ほか)
- 第4部 変容する知—地方、そして聖地が生み出す学問(『笠置寺縁起』の成立とその背景—東大寺と『太平記』の問題を中心に;『歯長寺縁起』の志向性—地方の学問の一端として)
- 終章 室町の学問の根源にあるもの—今後の展望として
「BOOKデータベース」 より