インド大乗仏教の虚像と断片
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書誌事項
インド大乗仏教の虚像と断片
国書刊行会, 2022.12
- タイトル別名
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Figments and fragments of Mahayana Buddhism in India
Figments and fragments of Mahāyāna Buddhism in India
- タイトル読み
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インド ダイジョウ ブッキョウ ノ キョゾウ ト ダンペン
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注記
原タイトルは標題紙裏による
監訳者: 渡辺章悟
その他の訳者: 加納和雄, 計良龍成, 崔珍景, 松村淳子, 米澤嘉康
内容説明・目次
内容説明
この四半世紀でもっとも影響力のある仏教学者と評されるグレゴリー・ショーペン。彼の手にかかると、経典の何気ない一節が、ありふれた寄進碑銘が、ほとんど注目されない仏典が、新たな相貌を見せ始め、インド仏教の生きた世界を語りだす。碑文・考古学・美術・律文献が照らし出す、“実像”の断片が、ここにある。
目次
- 虚像(大乗とインド仏教中期—漢文資料という鏡を通して;『金剛般若』の「その地点は塔廟となるであろう」という成句—大乗の経巻崇拝についての覚え書き;仏陀の遺骨と比丘の仕事—初期大乗経典に見るストゥーパをめぐる論争と伝統教団の価値観;比丘たちを経典に立ち戻らせる—初期大乗仏教における崇拝儀礼と保守主義;梵語大乗経典文献における一般化された宗教的目標としての極楽世界 ほか)
- 断片(インドの碑文における大乗;クシャーナ期阿弥陀像碑文とインド初期大乗の特質;大乗経典を典拠として描かれたアジャンターの観自在像の曖昧さとその暫定的な比定—ウォルター・スピンクに宛てて;ナーランダー出土10世紀碑文における『普賢行願讃』の1詩節;「アバヤギリヤ出土の陀羅尼石」について—セイロンの大乗仏教文献研究のための1資料 ほか)
「BOOKデータベース」 より