唐帝国の滅亡と東部ユーラシア : 藩鎮体制の通史的研究

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唐帝国の滅亡と東部ユーラシア : 藩鎮体制の通史的研究

新見まどか著

思文閣出版, 2022.12

タイトル読み

トウ テイコク ノ メツボウ ト トウブ ユーラシア : ハンチン タイセイ ノ ツウシテキ ケンキュウ

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注記

文献目録: p271-297

巻末索引

内容説明・目次

内容説明

栄華を誇った唐帝国は、突如勃発した安史の乱により存亡の淵に立たされた。しかし唐はこの危機を乗り越えて復活し、その後約百五十年にわたり命脈を保った。では、唐はなぜ安史の乱で滅びなかったのか。そして、なぜ乱の百五十年後に滅びたのか。近年の国内外における関連諸研究の進展をふまえ、長らく停滞していた藩鎮研究に新たな光を当てることで、「その後」の唐を支えた藩鎮体制を再評価。さらに、九世紀に生じた対外的な軍事バランスの変化に注目し、唐帝国滅亡の原因に迫る。

目次

  • 唐代藩鎮研究の現状と課題
  • 第1部 唐代藩鎮体制の形成(代宗期における藩鎮婚姻集団の形成とその背景;徳宗期における河北藩鎮をめぐる婚姻関係—ウイグルの王女と唐の公主;平盧節度使の軍事・経済活動と海商・山地狩猟民)
  • 第2部 唐代藩鎮体制の変容(武宗期における藩鎮体制の変容—劉〓の乱を中心に;僖宗期における藩鎮体制の崩壊—黄巣の乱と李克用の乱)
  • 第3部 唐代藩鎮体制の終焉(後梁の藩鎮体制と河北経略;燕の興亡と沙陀・契丹の擡頭;成徳王氏政権の終焉と沙陀の後唐建国)
  • 唐帝国の滅亡と東部ユーラシア

「BOOKデータベース」 より

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