羊たちの沈黙は、なぜ続くのか? : 私たちの社会と生活を破壊するエリート民主政治と新自由主義
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書誌事項
羊たちの沈黙は、なぜ続くのか? : 私たちの社会と生活を破壊するエリート民主政治と新自由主義
日曜社, 2022.11
- タイトル別名
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Warum schweigen die Lämmer? : wie Elitendemokratie und Neoliberalismus unsere Gesellschaft und unsere Lebensgrundlagen zerstören
羊たちの沈黙はなぜ続くのか : 私たちの社会と生活を破壊するエリート民主政治と新自由主義
- タイトル読み
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ヒツジ タチ ノ チンモク ワ ナゼ ツズク ノカ? : ワタクシタチ ノ シャカイ ト セイカツ オ ハカイ スル エリート ミンシュ セイジ ト シン ジユウ シュギ
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注記
原著の書誌的事項: Frankfurt/Main : Westend Verlag, c2018
参考文献: p363-390
内容説明・目次
内容説明
「民主政治」と言いながら、現実の世界では、経済と政治のエリートたちが、選挙という形をとりながら、権力を独占している。そこでは社会の中心をなす経済が民主的なコントロール下で運営されず、また説明責任もない。その結果、我々の生活に直接関わってくる社会組織の大部分が民主政治の手の届かない場所にあるのだ。一方の「自由」は、今ではもっぱら経済的強者の自由を意味するようになった。オーウェルさながらのこの転意のおかげで、これら二つの言葉は、『歴史に残る誤用単語辞典』のなかでも特別な位置を占めることになった。この二つの言葉がもたらす毒によって、人道的な社会を築き、暴力を抑えるという私たちの文明に対する希望は混乱し、濁り、分解され、集合的記憶からほぼ完全に消し去られてしまった。これら二つの言葉に結びついていた希望が文明社会から失われてしまったために、今の私たちには現行の権力構造に取って代わるべき魅力的で人道的な代替案を政治的に表明するのが難しい。いやそれどころか、それらを考えることすら困難になってしまった。
目次
- 第1章 羊たちの沈黙は、なぜ続くのか?—重大な戦争犯罪と道徳的規律違反を国民の目から隠す方法
- 第2章 大衆を恐れる権力エリート—民主政治の管理のためのソフトパワー・テクニック
- 第3章 新自由主義の教化とは?—ネット誌「ナッハデンクザイテン」のインタビューに答えて
- 第4章 「土地を所有する者が、その土地を統治すべき」—民主政治を避ける手段としての代議制民主政治
- 第5章 マスメディアによる教化—イェンス・ヴェルニッケとの対話
- 第6章 「混乱した群れ」を操る方法—公共の議論の場の制限と異論の排除
- 第7章 幻想としての中道、カルテル政党、連邦議会選挙
- 第8章 人種差別、資本主義、そして「強欲支配人間たち」の価値共同体—マルコ・ユングヘーネルとの対話
- 第9章 民主政治と白色拷問—拷問の不可視化—心理学の貢献
- 付録 「コロナ危機」と新自由主義—「健康」は口実に過ぎない。支配エリートたちはコロナ危機を大衆操作と支配の強化のために利用している
「BOOKデータベース」 より