成長から成熟へ : 日本的文化資本の創造
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成長から成熟へ : 日本的文化資本の創造
(知の新書, J03)
文化科学高等研究院出版局 , 読書人 (発売), 2023.1
- タイトル読み
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セイチョウ カラ セイジュク エ : ニホンテキ ブンカ シホン ノ ソウゾウ
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注記
参考文献: p191-195
内容説明・目次
内容説明
核の脅威、資源の枯渇、気候不順、経済格差の拡大は人間社会の存続を脅かす要因で、SDGsはこれらへの対応を指標化した。その達成には経済の成長から社会の成熟へと考え方の転換が必要。人口や物的生産の増加がなくても、人間社会の進化をめざす社会であり、物質文明の高度な段階にあり、平和で人間の特質にそった社会である。その特質は、第1に人は苦労しないで得たものは大事にしない、第2に人は逆境に強いが安楽の境地では弱い、そして第3に人は十人十色で多様である。多様な文化が共存せねばならない。質の高い生活を実現するには、富を幸福に変換する能力としての文化力を磨くこと。日本の伝統的文化を見直すことが文化力を高めるのに貢献する。家族やコミュニティは、従来のしきたりや制度にとらわれない多様な形態であること。評判のピケティ『21世紀の資本』を批判した、「反・ピケティ論」を収録!
目次
- プロローグ 人類存亡の危機
- 第1章 デニス・ガボールの「成熟社会」
- 第2章 多様な生活文化と複数のユートピア
- 第3章 日本の文化と文化力
- 第4章 成熟社会における家族とコミュニティおよび女性
- エピローグ 文化資本と文化力
「BOOKデータベース」 より