近代日本の国家と浄土真宗 : 戦争・ナショナリズム・ジェンダー

書誌事項

近代日本の国家と浄土真宗 : 戦争・ナショナリズム・ジェンダー

福島栄寿著

法藏館, 2023.1

タイトル別名

近代日本の国家と浄土真宗 : 戦争ナショナリズムジェンダー

タイトル読み

キンダイ ニホン ノ コッカ ト ジョウド シンシュウ : センソウ ナショナリズム ジェンダー

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内容説明・目次

内容説明

「国民の仏教」=「鎌倉新仏教」論の生成、西洋との遭遇、「国家神道体制」の成立、対外戦争の勃発、「良妻賢母」という規範の喧伝—。近代日本における国民国家形成のプロセスにおいて、仏教はいかに「国民国家の“宗教”」たろうとしたのか。また、そこにはいかなる葛藤があったのか。主に浄土真宗(真宗大谷派)に関する諸問題を題材に、真宗者・真宗教団が打ち出した信仰(信心)の言説を分析し、国民国家と仏教の関係をいま改めて考察する。

目次

  • 序章
  • 第1章 “近代仏教”再考—日本近代仏教史研究と「鎌倉新仏教」論
  • 第2章 甦る清沢満之
  • 第3章 仏教者の自己認識と内地雑居論—日本人論・日本文化論の視点を手がかりに
  • 補論1 仏教者と「報徳」—明治後期〜大正前期の仏教界の動向と関連して
  • 第4章 神道非宗教論をめぐって—せめぎあう神と仏
  • 第5章 真宗大谷派と戦中・戦後史
  • 第6章 真宗大谷派における女性教化—明治・大正・昭和・平成の教説をたどる
  • 第7章 国民「宗教」の創出—暁烏敏の天皇「生仏」論をめぐって
  • 補論2 近代日本における自他認識—アイデンティティと「信仰」
  • 第8章 日本主義的教養と一九三〇年代の仏教者—暁烏敏と記紀神話の世界
  • 終章 日本近代仏教史研究の行方—「精神主義」研究を手がかりに

「BOOKデータベース」 より

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