関東軍と満洲駐兵問題 : 現地軍「独断的行動」のメカニズム
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関東軍と満洲駐兵問題 : 現地軍「独断的行動」のメカニズム
有志舎, 2023.2
- タイトル別名
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関東軍と満洲駐兵問題 : 現地軍独断的行動のメカニズム
- タイトル読み
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カントウグン ト マンシュウ チュウヘイ モンダイ : ゲンチグン「ドクダンテキ コウドウ」ノ メカニズム
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注記
博士学位論文 (九州大学, 2015年提出) に加筆修正したもの
主要参考文献: p257-279
内容説明・目次
内容説明
1931年に満洲事変を引き起こした関東軍は、政府の不拡大方針をことごとく突破し、その独断的行動によって満洲国を承認させ、満洲における駐兵権と軍事行動の自由を確立していく。だが、戦前日本において現地軍が「独断的行動」をとっていくのは、単なる「統帥権独立」の結果ではない。外地・満洲における駐兵問題の解決が統帥権の問題と密接に絡み合って登場したとき、それは引き起こされたのである。本書は、満洲現地において統帥権が「独立」するメカニズムと同時に、関東軍そのものの構造だけではなく、現地軍と提携相手との関係にも注目して、近代日本の政軍関係研究に新しい視角を切り拓く。
目次
- 序章 現地軍と軍事行動の自由をめぐって
- 第1章 関東都督府の設立
- 第2章 日中陸軍共同防敵軍事協定の締結
- 第3章 関東軍の独立
- 第4章 日中陸軍共同防敵軍事協定の廃止と北満駐兵問題
- 第5章 ワシントン会議と在中国外国駐屯軍問題
- 第6章 治安維持と関東軍
- 第7章 独立政権樹立論の登場と張作霖爆殺事件
- 第8章 柳条湖事件の勃発
- 第9章 日満議定書と日満守勢軍事協定の締結
- 終章 関東軍・提携相手・統帥権独立—関東軍満洲駐兵問題の歴史的意味
「BOOKデータベース」 より